コンテンツ内容
HIGHLIGHTS / 見どころ
婚礼は、人生において最も華やかな通過儀礼と言えるでしょう。
洋の東西を問わず、婚礼の儀式には祈りと喜びの感情が満ちあふれています。
その心情を表現するために、花嫁を美しく彩る婚礼衣裳や、婚儀に用いられる
さまざまな器物、そしてその場を演出するありとあらゆるものには、
幸せを祈る色や形、模様が用いられました。
本展覧会はこうしたことが、美しくも洗練された形で行われていた江戸時代から
近代初期にかけての女性の婚礼衣裳や婚礼のしつらえを、調度品や資料と合わせて
約160件(会期半ばで大幅に展示替えがあります)でご紹介します。
婚礼に対する日本人の思いと考え方が、これらの品々には表されていて、
現代のわれわれが忘れつつある、美しい祝いの姿をそこに見ることができます。
※章構成・展示期間は福井市立郷土歴史博物館会場の内容です。
洋の東西を問わず、婚礼の儀式には祈りと喜びの感情が満ちあふれています。
その心情を表現するために、花嫁を美しく彩る婚礼衣裳や、婚儀に用いられる
さまざまな器物、そしてその場を演出するありとあらゆるものには、
幸せを祈る色や形、模様が用いられました。
本展覧会はこうしたことが、美しくも洗練された形で行われていた江戸時代から
近代初期にかけての女性の婚礼衣裳や婚礼のしつらえを、調度品や資料と合わせて
約160件(会期半ばで大幅に展示替えがあります)でご紹介します。
婚礼に対する日本人の思いと考え方が、これらの品々には表されていて、
現代のわれわれが忘れつつある、美しい祝いの姿をそこに見ることができます。
※章構成・展示期間は福井市立郷土歴史博物館会場の内容です。
第1章 江戸時代の武家の婚礼
江戸時代の武家の婚礼
白麻地蓬莱模様帷子
江戸時代・19世紀前半 共立女子大学博物館蔵
<通期展示>
江戸時代・19世紀前半 共立女子大学博物館蔵
<通期展示>
武家の婚礼では婚礼に至る手順や婚礼に使用する衣裳に厳格な決まりがありました。
江戸時代の武家の婚礼衣裳や資料、お嫁入りの調度品などから、盃事(さかずきごと)など武家で重視された儀式やしきたりをひも解きます。 白麻地蓬莱模様帷子
江戸時代・19世紀前半 共立女子大学博物館蔵
<通期展示>
江戸時代の武家の婚礼衣裳や資料、お嫁入りの調度品などから、盃事(さかずきごと)など武家で重視された儀式やしきたりをひも解きます。 白麻地蓬莱模様帷子
江戸時代・19世紀前半 共立女子大学博物館蔵
<通期展示>
花菱月丸扇紋散蒔絵鏡台および内容品
江戸時代・19世紀
(公財)宇和島伊達文化保存会蔵
<前期展示>
江戸時代・19世紀
(公財)宇和島伊達文化保存会蔵
<前期展示>
葵藤紋散蒔絵雛道具一式のうち女乗物
江戸時代・19世紀前半
共立女子大学博物館蔵
<後期展示>
江戸時代・19世紀前半
共立女子大学博物館蔵
<後期展示>
第2章 江戸時代の町人の婚礼
江戸時代の町人の婚礼
江戸時代の町人の婚礼では、結婚の成立を広く知らせ、周囲との友好を願うために宴会が重視されたので、色直し以降に着られる婚礼衣裳が多様になりました。様々な吉祥模様をあしらった華やかな婚礼衣裳を紹介します。
白綸子地檜扇葵模様打掛
江戸時代・19世紀前半 近江八幡市蔵
<前期展示>
江戸時代・19世紀前半 近江八幡市蔵
<前期展示>
紅綸子地檜扇葵模様打掛
江戸時代・19世紀前半 近江八幡市蔵
<前期展示>
江戸時代・19世紀前半 近江八幡市蔵
<前期展示>
黒綸子地檜扇葵模様打掛(屏風装)
江戸時代・19世紀前半 近江八幡市蔵
<通期展示>
江戸時代・19世紀前半 近江八幡市蔵
<通期展示>
紅綸子地源氏車葵模様打掛
江戸時代・19世紀前半 丸紅株式会社蔵
<前期展示>
江戸時代・19世紀前半 丸紅株式会社蔵
<前期展示>
第3章 伝統の継承と革新
伝統の継承と革新
明治時代以降、身分制度が形式上取り払われると、婚礼の形式や婚礼衣裳も多様化しました。伝統を引き継ぎながらも新しいスタイルが展開した、明治・大正から昭和にかけての婚礼衣裳をたどります。
空色縮緬地蓬莱模様打掛
明治時代・19世紀後半
共立女子大学博物館蔵
<前期展示>
明治時代・19世紀後半
共立女子大学博物館蔵
<前期展示>
白綸子地雲立涌菊鳳凰模様打掛
大正4(1915)年使用
田中本家博物館蔵
<後期展示>
大正4(1915)年使用
田中本家博物館蔵
<後期展示>
黒綸子地波鶴模様振袖
昭和14(1939)年使用
株式会社千總蔵
<前期展示>
昭和14(1939)年使用
株式会社千總蔵
<前期展示>
黒縮緬地鳳凰松竹梅牡丹模様振袖
昭和10(1935)年頃使用
東京家政大学博物館蔵
<通期展示>
昭和10(1935)年頃使用
東京家政大学博物館蔵
<通期展示>
復元展示模型
須坂田中本家の婚礼料理
文政5(1822)年2月16日に行われた
田中本家4代当主の婚礼
<通期展示>
須坂田中本家の婚礼料理
文政5(1822)年2月16日に行われた
田中本家4代当主の婚礼
<通期展示>
第4章 幸せを祈る心
幸せを祈る心
みずからや身内、そして他人の幸せを祈るとき、掛袱紗(かけふくさ)はその心をつたえるために用いられました。
また、子どもの幸せを祈る親の心は、子どものための衣服に様々な形で表現されています。
婚礼衣裳に用いられる吉祥模様は、袱紗や子どものための衣服にも多く見られます。
また、子どもの幸せを祈る親の心は、子どものための衣服に様々な形で表現されています。
婚礼衣裳に用いられる吉祥模様は、袱紗や子どものための衣服にも多く見られます。
薄浅葱綸子地熨斗橘折枝模様袱紗
江戸時代・19世紀前半
個人蔵
<後期展示>
江戸時代・19世紀前半
個人蔵
<後期展示>
猩々緋羅紗地子ども陣羽織
江戸時代・19世紀前半 個人蔵
<前期展示>
江戸時代・19世紀前半 個人蔵
<前期展示>
白麻地水仙雪輪模様一つ身
江戸時代・19世紀前半
共立女子大学博物館蔵
<後期展示>
江戸時代・19世紀前半
共立女子大学博物館蔵
<後期展示>